北名古屋市 ガングリオンの主な治療
2018-03-14
ガングリオンが好発する部位は手足の関節です
手足などの関節などにできる腫瘤に付けられた疾患名がガングリオンで、足の場合なら甲の部分にできることが最も多いです。
また、内くるぶしの下にある神経や血管が通る足根管の近くに発生することもあって、この場合は神経を圧迫して足の裏に強い痛みを生じます。
ガングリオンが好発する部位は手足の関節ですが、特に体重がかかったり重い物を持ったりすることで負荷がかかる関節に発生しやすいです。
実は、関節は関節包という丈夫な膜状の組織に包まれていて、その中は透明な液体の滑液で満たされているため、関節をスムーズに動かすことができます。
しかし、その関節に強い負荷がかかると関節包の中の圧力も一緒に高くなって、関節包の膜の一部が圧力に負けると餅を焼いた時のように膨らんでしまうことがあるのです。
それがガングリオンで、手足だけではなくて全身どこの関節にもできる可能性があって、大きいものはコブのような膨らみが外見からも確認できますし、稀に筋肉の中や骨の隙間にできる場合もあります。
また関節包の頑丈さが発生することに影響しているためか、組織が柔らかい女性の方が発症しやすいと言われています。
先にも触れましたが発生する部位として多いのが足の甲や足根管の周辺、また親指の付け根で、丸くパンパンに張って硬いですし、皮膚の表面近くにできると手で触っても丸く硬い膨らみが感じられます。
これ自体では痛みを引き起こすことはないのですが、できた部位や状況によって神経を刺激し痛みやしびれが生じることがあって、中でも強い痛みを感じるのは足根管症候群です。
足根管の中には足の裏につながる血管や神経が通っているので、この周辺に発生すると歩くたびに足根管を通る神経を圧迫して足の裏に痛みやしびれが出ます。
また症状の感じ方には個人差があるため、足の裏がビリビリする・熱いといったことを訴える人もいます。
主な治療としては、腫瘤に針を刺して注射器により内部の液体を吸引する方法が基本で、吸引される液体は黄色いゼリー状の濃縮された滑液です。
これにより痛みが解消される場合もありますが、再発するような時には吸引後にステロイド剤を少量注入する方法も実施されます。
腫瘤の内側の壁を作る作用がステロイド剤にあるので、腫瘤がつぶれて滑液がたまらなくなる効果が期待できます。
ほとんどのケースはここまでの治療で改善するのですが、それでも再発するような場合には手術で腫瘤自体を切除することになります。
手術のポイントは、再発しやすい関節包の弱い部分を補強する目的で、腫瘤とつながっている関節包側の根元を糸でしっかりとしばることです。
また、強い痛みを引き起こす足根管症候群を併発している場合は、足根管の神経を圧迫している原因を探すことからスタートします。
その後原因となっている内部を吸引する治療をしながら、神経の炎症を鎮めて痛みを取る目的でステロイド剤を足根管に注射することもあります。
そうした治療でも痛みが続く時には、太いベルト状の靱帯の屈筋支帯を切り開いて、足根管内の神経にかかる圧迫を軽減する足根管開放術という手術をする可能性もあります。
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